DOE(株主資本配当率)とは?

DOEとは?

DOE(株主資本配当率Dividend on Equity)は、企業が株主資本(自己資本)に対してどれだけの配当金を支払ったかを示す指標です。

株主資本に対して何%の配当が支払われているかを測定するため、企業の財務状況と配当のバランスを評価するのに役立ちます。

目次

DOEの計算

DOEは以下の式で計算されます。

DOE(株主資本配当率)= 株主資本(自己資本)÷ 年間配当金​×100

DOEの考え方

DOEは、配当性向(利益に対する配当の割合)とは異なり、利益に依存せず株主資本に対して配当の割合を測るため、企業が一時的に利益が減少しても株主資本がある限り、安定した配当を出すための指標として利用されます。

配当性向との違いは?

配当性向(Dividend Payout Ratio)は、企業が得た利益のうち、どれだけを配当として支払ったかを示すの対して、DOEは、企業の株主資本(自己資本)に対する配当の割合を示すため、配当が安定しているかどうかを見ることができます。

例えば、「DOE4%または連結配当性向50%のいずれか大きい金額」という条件がある場合、企業は株主資本に対して4%の配当金を支払うか、利益の50%を配当に充てるか、そのうち大きい方を選ぶということになります。
これは、利益に基づく配当だけでなく、株主資本に対しても安定的な配当を提供するための方針です。

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この記事を書いた人

上場企業でサラリーマンをしながら、IT企業を経営しております。

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